よしかわ歯科医院では、患者さんにより安全で確かな治療を提供するために、株式会社モリタ製の最新の歯科用CT「べラビューエポックスX700+3D CP」を導入いたしました。 このCTではこれまでのレントゲン写真ではわからなかった部分が、立体的かつ精密に見ることができ、歯の根尖病変の大きさや歯周病の程度、親知らずの状態を正確に把握することができるようになります。また矯正治療やインプラント治療のための診査にも有効です。 これまで以上により正確に患部の状態を把握できるようになり、患者さんに精度の高い、安全で確実な歯科医療を受けていただけます。 |
歯科用CTとは |
歯科領域に特化して近年開発されたCTで、医科用と比べると撮影時間が短かいながらも高画質で、被ばく量も少ないのが特徴です。 これまでのX線(レントゲン)写真は二次元的な平面(影)での診断しかできませんでしたが、歯科用CTを用いることにより歯や周囲の骨の状態や、あごの骨の中の病変(腫瘍やのう胞)や神経などの3次元的(立体的)な画像診断が可能となります。 歯内治療(歯の神経の治療)や歯周病の治療、親知らずの抜歯やインプラントなどの口腔外科手術、矯正治療などのあらゆる分野において力を発揮します。 |
歯内(根管)治療とCT |
歯根の数や長さ、曲がり具合などや歯根の先端にある病巣(膿の袋)の大きさなどを正確に把握することにより再発が少ない根の病気の治療を行うことができます。 |
歯周病治療とCT |
歯周病は細菌感染によって歯を支えている周りの骨が吸収(溶ける)する病気ですが、骨の状態を立体的に把握することにより予知性の高い治療が行えます。 また歯根破折(歯根のひび割れ)が原因で歯の周囲の骨が吸収してしまうこともありますが、CTを用いることにより歯周病との鑑別診断が可能となります。 |
親知らずの抜歯とCT |
何故って?って思うほど親知らずの根が曲がっていたり、膨らんでいるなどで抜歯時に苦慮することがあります。 また下あごの親知らずの近くには太い血管と神経が通っていることが多く、万が一傷つけてしまうと大出血や神経の麻痺を起こしてしまうことがあるので充分気を付けなければいけません。 歯科用CTを利用することで精密な術前診断が可能となり、不必要な切開や骨の切削などを避けた低侵襲な術式となり、手術時間の短縮につながります。 |
インプラントとCT |
インプラント治療では、埋入する部位の骨の厚み、高さ、幅、硬さや周囲の血管や神経の位置などを正確に把握することが非常に重要です。 当院ではインプラント手術の前に、必ずCTデータと特殊なソフトを利用したデジタルシミュレーションを行い、安心安全な治療を心掛けています。 |
矯正治療とCT |
矯正治療では、それぞれの歯の形状(歯根の向きや形、位置)や骨の状態(幅や厚み、硬さ)を正確に把握し、お口の中全体の分析が重要です。 歯科用CTでは通常のレントゲンでは確認できない神経や血管の位置や、あごの骨の中に埋まっている歯も立体的に確認できます。 精密な診断が行うことにより、効率的に治療を進めることができます。 また口腔内スキャナーで撮影したデータと連動したデジタル診断も可能です。 |