高等学校歯科健診
投稿:院長

先日、私が校医を務めさせていただいている高等学校へ歯科健診に行ってまいりました。

こちらの高校の生徒数は約840名。
これだけの人数を一人で診るのは難しいため、ここ数年は大学時代のラグビー部の後輩である歯科医師4名に、強力な「助っ人」として集まってもらっています。
気心の知れた頼もしい後輩たちのおかげで、今年もスムーズに、そして丁寧に全員の健診を終えることができました。チームワークの大切さを改めて実感する一日です。

私がこの高校の校医になって、今年で早いもので10年ほどになります。
10年という月日の中で、高校生たちの口の中の環境には明らかな「変化」が見られるようになりました。

むし歯の減少と、高まる歯列矯正への意識
まず嬉しかったのは、むし歯がある生徒さんが年々、減少傾向にあることです。
また、ワイヤーやマウスピースなどで矯正治療を行っている生徒さんがだいぶ増えてきた印象を受けます。
審美性や機能性への意識が若いうちから高まっているのは、非常に良い傾向ですね。

一方で気になるのは「歯肉炎」の多さ
その一方で、毎年の健診でどうしても気になってしまうのが「歯肉炎」に罹患している生徒さんの多さです。高校生は勉強や部活で忙しく、生活リズムが乱れがちになったり、毎日のブラッシングがどうしても雑になってしまったりすることが原因と考えられます。

「届くメッセージ」を意識した取り組み
「ただ『しっかり磨いてね』と言うだけでは、なかなか行動を変えてもらえない……」そう考え、当院では2年前から、健診の場やその後のフィードバックの際に、高校生向けの「分かりやすい解説動画」を紹介する試みを始めました。

文字や言葉だけでは伝わりにくい歯肉炎のリスクや正しいケアの方法も、スマホで気軽に見られる動画なら、生徒たちの心にスッと届きやすいようです。
この取り組みをきっかけに、少しでも自分の歯ぐきの健康に目を向けてくれる生徒が増えることを願っています。

健診をサポートしてくれた後輩ドクターたちに感謝しつつ、これからも地域の若い世代の健康な笑顔を守るため、新しいアプローチを取り入れながらサポートを続けてまいります!


2026年6月11日(木)

 インプラント手術
投稿:院長

当院では、インプラント治療において「準備の段階」を何よりも大切にしています。先日行ったインプラント手術も、まさにその積み重ねが成功を導いた一例です。

約半年前、抜歯を行った際に「骨の治癒を促進させる」目的で人工骨材を使用したケースでした。
先日、満を持してインプラントの埋入手術を行いましたが、CT画像でのシミュレーション通り、移植した骨は非常に良好な状態で定着していました。

事前に立てた精密な計画通りに、骨の密度や位置を把握して埋入できたことで、手術自体も非常にスムーズに終えることができました。

インプラント治療は「埋めること」がゴールではなく、「長く、快適に噛める状態を維持すること」が本当のゴールです。今回のように、抜歯の時点から逆算して土台作りを行うことで、患者様の負担を抑えつつ、より長期的な安定性を提供できると考えています。

これからも、一つひとつのプロセスに妥協することなく、精密な歯科医療を追求してまいります。


2026年6月9日(火)

 診療報酬改定に伴う窓口負担金の変更について
投稿:院長


日頃より当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。

国の制度に基づく「診療報酬(保険点数)」の改定に伴い、令和8年6月1日以降の診療分より、窓口でのお支払い金額が変更となります


今回の変更について、患者さまへ重要なポイントをまとめましたので、ご確認いただけますと幸いです。


1. お支払い金額について

今回の改定により、医療機関の計算方法が新しくなります 。そのため、窓口でのお支払い金額にも変更が生じます

  • 金額の変動について:診療内容やお薬の種類などにより、お支払い金額が上がる場合も、下がる場合もございます

  • 対象について:保険診療を受けられるすべての患者さまが対象となります

  • 変動の範囲:対象となる診療・お薬・検査などは多岐にわたりますが、すべての項目で一律に金額が変わるわけではありません


2. よくあるご質問

患者さまからよくいただくご質問について回答いたします。

Q. 事前に金額を知ることはできますか?

A. 誠に恐れ入りますが、診療内容が決まっていないため、事前に正確な金額をお伝えすることはできません 。あらかじめご了承いただけますようお願い申し上げます

3. 自由診療について

なお、自由診療(保険適用外の診療・サービス)については、今回の改定の対象外となります


私たちは、これからも患者さまへ安心・安全な医療の提供に努めてまいります 制度の変更によりご不便をおかけすることもあるかと存じますが、何卒ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします  


2026年6月2日(火)

 九州デンタルショー
投稿:院長

先週末、マリンメッセ福岡で開催された「九州デンタルショー」に行ってまいりました。

会場には多くのメーカー様や最新機器が集結しており、歯科医療の進化を肌で感じる非常に刺激的な時間となりました。当院でも、診療の質をさらに高め、患者様に安心・安全な治療を提供するため、常に新しい技術や知見を取り入れることを大切にしています。

今回の展示では、特に以下の分野に注目してきました。

  • 最新のデジタル歯科診療機器:さらなる診療の効率化と精度の向上を目指して。

  • 予防歯科関連のツール:患者様のセルフケアをサポートするための新しい提案について。

  • 診療環境のDX化:当院が掲げる「スタッフも患者様も心地よい環境づくり」を加速させるための新たな仕組み。

見て、触れて、専門家の方々と意見交換を重ねることで、日頃の臨床に活かせるヒントをたくさん持ち帰ることができました。

今後も最新の技術を積極的に取り入れつつ、当院らしい温かみのある診療を続けてまいります。


2026年6月1日(月)

 光学印象(口腔内スキャナー)
投稿:院長

2026年6月から保険適用が拡大!「オエッ」としない最新の型取り(光学印象)とは?

歯の治療で「型取り」をするとき、あのピンク色の冷たい粘土のような材料を口に入れられて、固まるまでじっと待つのが苦手…という経験はありませんか?呼吸がしづらくなったり、吐き気(嘔吐反射)を催したりと、苦手意識をお持ちの方はとても多いと思います。

そんな皆様に、とても嬉しいニュースがあります!

2026年6月の健康保険の改定により、デジタルカメラでお口の中を撮影するだけで型取りができる「光学印象(デジタル印象採得)」の保険適用範囲が大きく拡大されることになりました。

■ 「光学印象」の保険適用が大幅に拡大へ

これまでは、一部の限られた詰め物(CAD/CAMインレー)の治療でしか保険が認められていなかったデジタル型取りですが、6月からは「白い被せ物(CAD/CAM冠)」など、より多くの保険診療のケースでこの最先端の型取りを行えるようになります。

■ 日本の歯科医院で「10〜15%」しか導入されていない最新設備

デジタル化が進む現代ですが、実は日本国内の歯科医院における口腔内スキャナーの普及率は、まだわずか10%〜15%程度と言われています。「精密な機械だからこそ、扱える医院が限られている」のが現状です。

しかし、当院では患者様の負担を少しでも軽減し、より精密な治療を提供したいという想いから、世界最高峰の精度とスキャンスピードを誇る口腔内スキャナー「プライムスキャン(Primescan)」をいち早く導入し、すでに多くの実績を重ねています。

■ プライムスキャンによる型取りの3大メリット

  • 【苦しくない・不快感ゼロ】小型のカメラでお口の中を数秒〜数十秒スキャンするだけです。従来の粘土のような材料を使わないため、吐き気を感じることなくリラックスして受けていただけます。

  • 【圧倒的な高精度で、ぴったりフィット】プライムスキャンは、お口の中を1秒間に数万枚という超高解像度で3Dデータ化します。変形のリスクがある従来の型取りに比べ、極めて歪みが少なく、歯に「ぴったりフィットする」詰め物・被せ物を作ることができます。これは、将来的な虫歯の再発を防ぐことにも繋がります。

  • 【スピーディーで清潔】スキャンしたデータは瞬時に提携先の技工所(歯を作るところ)へデジタル送信されるため、治療全体の流れが非常にスムーズで衛生的です。

■ 「優しく、より精密な医療」をすべての患者様へ

当院では、これまでマウスピース矯正やインプラント治療、審美治療などの自費診療を中心に活躍していたこのプライムスキャンを、6月からは保険診療の枠組みの中でも積極的に活用してまいります。

「型取りが苦手で歯医者から足が遠のいていた」という方も、どうぞご安心ください。最先端のデジタル技術で、これまで以上に快適で質の高い治療をお届けいたします。


2026年5月19日(火)

 保険改正
投稿:院長

新緑の季節となり、ゴールデンウィークが近づいてまいりました。
当院も暦通りの休診となりますが、私個人としては、今年のGWは特別なものになりそうです。

それは、歯科医療における2年に1回の大きな節目「社会保険診療報酬改定(保険改正)」が行われる年だからです。

先日、私の元にも新しい保険改正の内容を網羅した解説本が届きました。
ご覧の通り、鮮やかな赤い表紙のこの本は、歯科界では通称「赤本」として親しまれています。他にも青本や白本と呼ばれているものがありますが、私は開業以来、この「赤本」を愛用しております。
厚さは約4cmもあり、その膨大な情報量には圧倒されますが、一例一例が詳細に解説されているため、私にとっては最も信頼できる情報源です。

新しい制度は6月から施行されます。
それまでに、変更点を完璧に把握し、日々の診療に支障が出ないよう、万全の準備をしなければなりません。

そのため、今年のゴールデンウィークは、この赤本を隅々まで読み込む時間に充てる予定です。
新しい治療法の保険適用、算定要件の変更、点数の計算方法… 覚えることは山ほどありますが、患者様に不利益が生じないよう、そして最新の情報に基づいた最適な治療をご提案できるよう、しっかりと知識をアップデートいたします。


2026年4月30日(木)

 WEBセミナー 「NeoOcclusionの核心」
投稿:院長

先日、診療後の時間を利用して、所属しているインプラント学会主催のWEBセミナーに参加いたしました。
今回の演題は「NeoOcclusionの核心」。当初は90分の予定でしたが、講師の先生の熱い講義により、気づけば3時間近くが経過していました。

テーマは、歯科治療の根幹とも言える「かみ合わせ(咬合)」と「顎関節」について。

インプラント治療においても、単に歯を入れるだけでなく、顎の動きや筋肉との調和がいかに重要であるかを改めて深く再認識する時間となりました。

特に感銘を受けたのは、70歳を超えてなお第一線で活躍されている講師の先生の姿勢です。「まだまだ伝えたいことがある、学び続けなければならない」という情熱は画面越しにも強く伝わり、同じ歯科医師として背筋が伸びる思いでした。

医療の世界に「これで終わり」というゴールはありません。

今回学んだ「NeoOcclusion」の知見を日々の診療に還元し、患者さん一人一人の一生を通じたお口の健康に寄与できるよう、私自身も生涯学び続ける姿勢を大切にしていきたいと考えています。


2026年4月20日(月)

 糖尿病と歯周病
投稿:院長
先日、福岡県歯科医師会が主催する『令和7年度 成人歯科保健講習会(日本糖尿病協会 登録歯科医のための講習会)』をオンラインにて受講いたしました。
糖尿病と歯周病の「切っても切れない関係」
皆さんは、糖尿病と歯周病が互いに悪影響を及ぼし合うことをご存知でしょうか?
• 歯周病があると、血糖値が下がりにくくなる
• 糖尿病があると、歯周病が悪化しやすくなる

このように、この二つの病気は密接に関係しており、お口のケアを適切に行うことが、結果として全身の健康状態(血糖コントロール)の改善につながります。
「持病に糖尿病があるけれど、歯科治療を受けても大丈夫かな?」と不安に思われている方も、どうぞご安心ください。
当院では患者さまの全身状態をしっかりと把握した上で、お一人おひとりに最適な口腔ケアをご提案いたします。
生涯、ご自身の歯で美味しい食事を楽しんでいただくために、私たちはこれからも最新の知識をアップデートし、皆さんの健康をサポートしてまいります。

2026年4月7日(火)

 口腔ケアグッズ
投稿:DH K

1〇年目の歯科衛生士がガチで推す最強ラインナップ

当院の受付には、ウェルテック社の「ConCool」シリーズが眩しく輝いています。

今日は、1〇年のキャリアの中で私が「これは間違いない!」と確信しているアイテムをご紹介しますね。

まずは、定番中の定番!
🟢 コンクールF & ジェルコートF 言わずと知れた予防歯科の相棒。
殺菌とフッ素コートのダブルパンチで、お口の健康をしっかり守ります。


そして注目は、知る人ぞ知る「激レア」限定品!👇

💎 【九州限定】ジェルコートAQ(写真左の水色のボトル)
これ、実は九州でしか買えないんです。 ア
ルコール・パラベンフリーの低刺激で、保湿効果も期待できるという 「お口の中が敏感」「乾燥が気になる」という方に絶対使ってほしい一品です。

🪥 【九州・四国限定】コンクールトゥースブラシ(写真右)
歯科衛生士のこだわりが詰まったプロ仕様の歯ブラシ。 磨きやすさが段違いです!
市販の歯ブラシで「奥まで届かない」と悩んでいる方は、ぜひ一度体験してほしい一品。

長年、いろんな方のお口を診てきたからこそ自信を持って言えます。
「道具が変われば、未来の歯が変わります」

気になる方は、来院の際にお気軽にご相談ください😊


2026年3月30日(月)

 九州ラグビー協会メディカル安全対策合同総会2026
投稿:院長

先日、九州ラグビーフットボール協会のメディカル委員会と安全対策委員会の合同総会に出席してきました。

「なぜ歯医者がラグビーの会議に?」と思われるかもしれませんが、実はラグビーのような激しい「コリジョンスポーツ(衝突するスポーツ)」において、マウスガードによる保護は、脳振盪の予防や口腔領域のケガを防ぐために非常に重要な役割を担っているのです。

今回の会議では、ラグビー現場での医療サポートや脳振盪への対応など、選手の安全を守るための熱い議論が交わされました。その中でも、私が一番驚かされたトピックが『一酸化炭素(CO)を使用したドーピング』についてです。


猛毒のはずが「ドーピング」に?

一酸化炭素といえば、火災や不完全燃焼による「中毒」を連想する恐ろしいガスのイメージですよね。
本来、体に害を及ぼすはずのこの物質が、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)によって新たに禁止対象となりました。

一体なぜ、わざわざ一酸化炭素を吸う選手がいるのでしょうか?

その仕組みは「疑似的な高地トレーニング」

一酸化炭素をあえて微量に吸入することで、血液中のヘモグロビンと結びつき、一時的に体が酸欠状態になります。すると体は「酸素が足りない!」と勘違いし、酸素を運ぶ赤血球を増やすホルモン(エリスロポエチン)を分泌します。


これによって、結果的に持久力が向上してしまうのです。いわば、機械を使って人工的に「高地トレーニング」と同じ状態を作り出すわけですが、当然ながら一酸化炭素は猛毒です。一歩間違えれば命に関わる極めて危険な行為であり、スポーツの精神にも反します。

 

私が会議で改めて感じたのは、「安全があってこそのスポーツ」だということです。
歯科医師として、精密なマウスガードの製作を通じて選手の脳や歯を守ることはもちろん、ラグビー界が取り組んでいる「安全への情熱」を日々の診療にも活かしていきたいと思います。
スポーツをされている方、これから始めようという方は、是非、「口の安全」についても気軽にご相談ください。


2026年3月23日(月)

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