インプラント

インプラント治療についてのご紹介

インプラント治療はスウェーデンではじめて行われました。それから約半世紀近くが経過し、インプラントは今では安全で確立した治療法として、世界中で何百万人もの人々の快適な生活に貢献しています。
インプラント治療は外科的な処置とはなりますが、想像されるほど大変でもなければ、痛みも腫れも大きくはありません。
精密な手術になりますので時間はかかりますが、親知らずの抜歯の方が大変な場合が多いといえるくらいです。
以前は、歯が抜けると義歯を入れたり、ブリッジをしたりしていましたが、違和感が大きかったり、かめない、痛いといった症状が出ることもおおく、処置を受けたあとの苦痛が大きいことがよくありました。
また、ブリッジをするために健康な歯をかなり削らなければならなかったり、ブリッジや入れ歯の負担により残っている歯がダメージを受けることもありました。
 
近年、インプラント術が主流となり、多くの方が以前と同様にしっかりとものをかむことができ、さらには残っている歯やかみ合わせの健康を維持できることにより、快適な生活をおくれるようになっております。

また、入れ歯やブリッジにすると、歯の抜けた部分の歯ぐきの骨が年々なくなっていきますが、インプラントにすることにより、骨の厚みが維持されて、自然な歯並びを保つことができます。

インプラントってどんなもの・・・?






当院では、実際の相談例や実際に行った治療のご紹介、インプラントのさまざまな説明などをモニターで分かりやすくご説明いたします。
まずは、お気軽にご相談ください。

インプラント治療の流れ

@ カウンセリング・精密検査
まず、インプラント治療の流れや使用する装置、治療終了までにかかる治療費のお見積もりや治療期間について、ご説明します。
次に、精密検査を行います。
レントゲン撮影・口腔内写真撮影・歯の型取り・かみ合わせや歯周病の診査、CT撮影をおこないます。



A デジタルシミュレーション
あごの骨の硬さや高さ、幅、神経や血管の走行位置などを解析し、最適なインプラントの長さや埋め込む位置などを3D化して、手術の前にシュミレーションを行っています。
術前のシュミレーションを行うことで手術の安全性と成功率は飛躍的に高まります。
当院が導入しているSimPlantは世界で最も多く使用され信頼されているインプラント治療用の最先端シュミレーションソフトです。


B インプラント(人工歯根)の植立手術をおこないます
※手術前には、CTなどの検査資料をもとに診断をおこない、事前にしっかりと綿密な手術計画を立て、コンピューターによるシミュレーションでわかりやすくご説明いたします。
インプラント1本につき30〜60分くらいの手術時間がかかります。(その他に、手術の前処置が30分ほどかかります。)

※歯が抜けた所へインプラントを埋入した後は、あごの骨にしっかりと固定されるまで、3〜6ケ月かかります。
※植立したインプラントの負担をなくすために、しばらくの間は、手術部位の入れ歯は外して安静に過ごしていただきます。



C 最後に、人工の歯を取りつけます
インプラントによるしっかりした土台ができあがったら、人工の歯を取りつけます。
※上顎は4〜6ヶ月、下顎は3〜4ヶ月の間、埋めたインプラントが安定するまで待ってから、冠をかぶせる土台をつけます。
そして、この土台に仮歯をかぶせた状態で1ヶ月ほどかみ合わせをチェックさせていただいてから、最終的な本物の冠をかぶせます。


● 大切なこと
手術後7〜10日の間は、2〜3日に1度来院していただき消毒やレーザー照射をおこない傷口の治癒を早めます。その後は、1〜2週間に1度来院していただき傷口の治り具合を確認します。
症例に応じて、あごの骨をつくる手術が必要であったり、歯肉の移植が必要な場合もあります。
このようなことは、どの歯がインプラントかわからないように、より自然に見えるようにするため、また、より長持ちさせるためにおこないます。

■定期的な通院が必要になります。
良好な状態を維持するために、少なくとも年に2〜3回は定期健診をお願いしています。
きちんとメンテナンスを受けていただける方に限りインプラントの保証期間を設けております。

■上部構造(インプラントにつけた人工的な歯)について
極めて硬いものや石などを噛むと陶材(セラミック)の人工の歯は割れることがあります。その際、セラミック部分を取り替えることができます。また、インプラントはネジ構造でできており、歯を固定した小ネジのゆるみや破折が生じる可能性があります。通常のネジのゆるみは、決められた定期検診に来ていただいている患者さまでは、問題となることはほとんどありません。

■医療費控除を受けられます。
 領収書を集めて明細書を作り申告します。生計同一の家族、通院の交通費も対象となります。
医療費控除とは、病気やケガなどで多額の医療費がかかった年に税金が戻る制度です。

手術後のアンケート

部分矯正+サイナスリフト+インプラント (60代・女性・公務員)
上あごの骨を作る手術(サイナスリフト)を受けました。
もともと顎が痛むときがあり心配だったのですが、思ったほど時間がかからなかったし、あまり口を開けなくても大丈夫でした。
遠方のため、手術当日にホテルに1泊して翌日に消毒をしてもらい、2週間後に日帰りで通院し、抜糸がありましたが、特に何も問題はありませんでした。
前歯の噛み合わせがきれいになり、友人に会うのが楽しくなりました。

イプラント2本(上顎) (50代・女性・会社員)
すごくどきどきしましたが、手術中は痛みもなく、それほどではなかったです。ただ先生から「腫れやすいかもしれない」と言われていたように、手術後の腫れが出て、少し気になりました。青あざも1週間くらい気になりました。ちょうど花粉症の時期だったので、ずっとマスクをして過ごしました。

矯正治療+サイナスリフト+インプラント (30代・女性・会社員)
CTを撮ってからモニターを使ってとてもリアルな説明があり、少し怖くなりました。手術は、痛みも全くなく、うとうととしているうちに、思っていたよりもすんなり終わりました。その日は、すぐに寝てしまいましたが、翌日には食事もでき、翌々日からの仕事にも支障はありませんでした。
くずれていた奥歯の噛み合わせもなおってきて、肩こりや頭痛がなくなりました。かなり気になっていた前歯もきれいになり、横顔がすっきりしたとよく言われます。

インプラント4本(下顎)※過去に他医院で一度インプラントを植立したが抜けてしまった。  (60代・女性・主婦)
手術中は痛みもなく、手術時間も2時間ほどでしたが、少し顎が痛くなりました。
手術後は、腫れも痛みもほとんど気になりませんでした。食事も普段通りにいただきました。
長い間、部分入れ歯をはめていたので、初めて仮歯がはいった時は、ご飯を食べるときに舌の動きがうまくいきませんでしたが、しばらくしたら、普通に噛めるようになりました。
インプラントが骨にくっついているかどうか、丁寧にじっくり時間をかけて診療してもらいました。

よくあるご質問について

Q  イプラントの素材は何ですか?
インプラントは、体の中で非常に安定した素材であるチタンでできており、骨とのなじみをさらによくするために表面処理が施されています。
チタンは人工関節など、さまざまな分野で使用され、生体親和性の高い材料として世界で認められています。

Q  インプラント治療を誰でも受けることができますか?
年齢の上限はありませんが、骨の成長がほぼ終了する16歳ぐらいから治療を受けることができます。
ただし、心臓病や糖尿病などの持病がある人や、妊娠中の人などは受けられない場合があります。
また、あごの骨の状態によっても受けられない場合があります。
いずれの場合も事前に歯科医師とよくご相談ください。

Q  インプインプラントを埋入する骨がないときはできませんか?
歯を抜くと、その部分の骨が少なくなります。
特に、上あごでは、骨の厚みが減ってしまいます。この状態では、インプラントができないために、同時にもしくは事前に骨を増やす処置が必要になります。
こうした処置により、インプラントが入れられないところはほとんどなくなりました。

Q  インプラントはどのくらいもちますか? また、手入れは?
インプラント自体は生体となじみの良いチタンでできています。
長持ちをさせるのに重要なことは自分の歯と同じような手入れをすることです。
ブラッシングはもちろん、歯肉の健康状態や正しい噛み合わせのチェックをするため、年に2〜3回の定期検診をお願いしています。

◆ インプラントによって、重い障害が起こることはほとんどありません。
手術直後から数週間以内にみられる術後の腫れ(発赤腫脹)、
痛み、皮下出血班(青あざ)症状などの症状は、
当院でお渡しする薬の服用によりほとんどのケースが数週間で自然に改善いたします。

◆ 医療費控除を受けられます
領収書を集めて明細書を作り申告します。
生計同一の家族、通院の交通費も対象となります。
医療費控除とは、病気やケガなどで多額の医療費がかかった年に税金が戻る制度です。

◆ 治療期間
通常、インプラントと骨がしっかりとつくのに、下の歯では2〜3ヶ月、上の歯では3〜6ヶ月かかります。
骨移植を伴う場合(骨を増やす場合)は、骨ができるのを待つのに4〜6ヶ月、その後にインプラントを入れることになります。
また、歯の無い場所を補うだけでなく、歯周病治療など、お口の中全体の治療を行うことも多く、長い場合は1年以上治療期間がかかることもあります。

◆ 次に該当される患者様はインプラント治療が適しません
■以下の項目に該当される患者様はインプラント治療が適しません。
・チタン(インプラントに使用される金属)に対するアレルギーのある方
・ヘビースモーカーで、術前・術後の禁煙が不可能な方
・重度の全身疾患のある方
・注意事項などをお守りいただけない方

■インプラントを埋入する骨がないとき
歯を抜くと、その部分の骨が少なくなります。
特に、上あごでは、骨の厚みが減ってしまいます。この状態では、インプラントができないために、同時にもしくは事前に骨を増やす処置が必要になります。

■インプラントによって、重い障害が起こることはほとんどありません。
しかし、どのような手術や治療においてもまれに偶発症などを起こすことはあります。特に、歯科インプラント処置においては顎の骨をさわる処置を行うため、処置後に不快な徴候が短期間出る可能性があることを十分に認識しておいてください。
手術中の出血を含めた合併症・偶発症などについては、患者さまに最善と思われる処置を適切に行います。また手術直後から数週間以内の通常にみられる術後の腫れ(発赤腫脹)、痛み、皮下出血班(青あざ)症状などの症状は、当院でお渡しする薬の服用によりほとんどのケースが数週間で自然に改善いたします。

インプラントを長持ちさせる工夫

歯を抜くと、あごの骨がどんどんやせていきます。歯が抜けて放置しておくと、上の奥歯の場合、上顎洞という空洞があり、その部分も広がり、骨の厚みがだんだん薄くなっていきます。。
この状態でインプラントをしてもあまり長くは持ちません。
このような場合、上顎洞を上に持ち上げ、骨を増やす処置をおこないます。(サイナスリフト・ソケットリフト)




元々あった骨の厚みに応じて、骨造成術と同じ日にもしくは骨ができるのを待ってからインプラントを埋入します。
このように、インプラントを埋入する骨が不十分な場合でも骨を作ることによりインプラントを埋入することが可能になりました。





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